フランス レストラン案内 {パリを中心に、ランス、ロアンヌ、ミヨネのミシュラン星付きレストランなどの紹介です。}

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  フランスで今までに行ったことのあるレストランの紹介です。
  尚、感想については個人的な意見で、紹介文も当時の知識を元にしてますのでミスがあってもご容赦下さい。また、店名がわからないところも多々ありますが掲載しております。わかり次第、記入していきます。

  何年もかけての記録ですので、データが古いものもあります。ご容赦下さい。

  星の欄につきましては、ミシュランの星になります。星無しのレストランは”無”を付けてあります。また、エスポワール(近々昇格の可能性のある店)には、*を付けてあります。
 メンバーが特にお奨めしたいレストランについては★マークを記入しています。
  また、星の数字の隣の”+”はコストパフォーマンスが高いと思える店です。
  同様に、×は残念ながら閉店してしまったお店です。

  尚、星の情報などは、2010年度版ミシュランのギー・ド・ルージュのプレスリーリースを参照しています。
(開いたページ最下部にPDFファイルへのリンクがあります。直接、下記アドレスから落とせます。)
 プレスリーリースPDF

 また、正式なデータを入手した後、修正する予定です。

フランス料理・イタリア料理
 
  PARIS (パリ)
レストラン名 住所 TEL 休日
ランブロワジー
L'Ambroisie
3★ 9.Place.des.Vosges  (4e) 42 78 51 45 日、月
紹介

  ベルナール・パコー氏がシェフとして活躍する店。1988年より3ツ星になり、現在もそれを維持している。
  エイのキャベツ添え(Effeuillée d'aile de raie au chou)、赤ピーマンのムース、牛尾の赤ワイン煮込み(Queue de Boeuf Bralsée en Crépine)などが有名です。

  尚、この店が、まだ小さかったころ、セカンドシェフとして、ベルナール・パコ氏と共に料理を作っておられた斉須さんのお店が、東京の三田にあります。(店名;コート・ドール。)ランブロワジーと同じスペシャリテがあるので、フランスまで行けない人は、そちらでどうぞ。
  尚、お店はヴォージュ広場に面している。

  最寄り駅は、メトロ、Bastille 駅(から北西)又はChemin Vert(から、南西)。 要予約。
  バカンス期間は、8月、2/23 〜 3/11。
感想
メニューへ戻る   フランスの中では、一番感動したレストランだ。1回しか行けなかったが、ここで食べた、オマールのカラメル風味のバターソースは今まで食べたオマール料理の中で、最高のものだった。バカンス前に行き、バカンス終了後に予約を入れたが、満員で断られ、それから行くことが出来なかった。
  まだ、ここの名物は何一つ食べていないので、ぜひ、もう一度行ってみたいレストランだ。

  私の評価は、総合 19.75、料理 19.75 です。

タイユヴァン
Taillevent
2 15.rue.Lamennais  (8e) 44 95 15 01 土、日、祝
紹介

  日本にもロブションと組んで出店していた店でしたが、すでに撤退してしまいました。予約を取るのは至難の業で、ここで食べれたのは、神戸アラン・シャペルのエグゼクティブシェフ(当時はシェフであられましたが。)の小久江次郎氏と一緒に行ったからです。
  夜は雰囲気を保つために、フランス人が80%を占めるように予約調整をしていると言う噂があります。

  一体、何が起きたのだろう。パリの中でも横綱と呼ばれていたタイユヴァンが 2007年度版のギー・ド・ルージュで星をひとつ失った。ダルジャンが落ちたときは、そう驚きはしなかった。しかし、タイユヴァンが落ちるとは夢にも思っていなかった。来年、見事巻き返せるのか。

星を失ったタイユヴァンは、2008年 1月、オーナーのジャン・クロード・ヴリナ氏も失ってしまった。(肺癌にて亡くなられた)
タイユヴァンの復権はあるのだろうか? 尚、2008年度版では 2つ星を保っている。

  最寄り駅はメトロ、George X 駅。要予約。
  バカンス期間は7/26〜8/25。
感想
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  サービスの良さで知られるこの店だが、食事をしたのが個室であったため、それほど、その良さがわからなかった。密閉空間であったため、少し居心地が悪く感じた。料理は、感動を与えるというよりも、全てに安定感を感じた。ただ、フランス食べ歩きの最終日に行ったため、いささか、胃も肝臓も疲れていたので、そう感じただけかもしれない。ただ、オマールのブーダン(ソーセージ)、ナージュ風はおいしく、記憶に残っている。

  ワインリストは壮観である。少し離れたところに、カーブ・ド・タイユヴァンという、ワインショップもあり、そこも多種多様なワインを扱っている。
  尚、私のつけた点数は、体調などにより、少し低い評価になってしまっていると思う。

  私の評価は、総合 18.5、料理 17.5 です。

ラルページュ
L'Arpège
3 84.rue.de.Varenne  (7e) 45 51 47 33 土、日
紹介

  アラン・サンドランス氏が、ルキャ・キャルトンに移る前に活躍していた「ラルケストラート」の後にアラン・パッサール氏が開いた店。96年度版で3ツ星に昇格。最近は野菜中心のメニュー構成らしい。
  アンヴァリッド(ナポレオンの墓がある軍事博物館)のすぐ近くにあるので、観光の帰りにいいでしょう。

  最寄り駅はメトロ、Varenne 駅。要予約。
感想
メニューへ戻る   私が食べたのは、94年。3ツ星に上がる前だったので、料理に勢いがありました。しかし何よりも印象に残っているのはCh・ペトリュスの70年。これが¥78000!! この値段で、グッドヴィンテージの24年も寝ているペトリュスが飲めたこと自体驚きでしたが、その味と行ったら!!
  香りはセップにトリュフ。味わいは丸みがあり、余韻が長い。今まで飲んだ中では、5本の指に入るワインでした。

  私の評価は、総合 18.75、料理 17.5 です。

ギィ・サヴォワ
Guy Savoy
3 18.rue.Troyon  (17e) 43 80 40 61 日、月
土の昼
紹介

  2002年に、ついに念願の3ツ星にあがった店。94年位から、十分3ツ星の実力はあったと言われていた。有名な料理に”牡蠣のナージュ、やわらかなジュレ添え”(Huîitres en nage glacée) がある。凱旋門のある、ドゴール広場のすぐ北にある。

  最寄り駅はメトロ、Charles de Gaulle Étoile 駅。要予約。
  バカンス期間は、8月中と、12/24〜1/2。
感想
メニューへ戻る   インパクトのある、個性的な皿が多数あった。非常においしかったのは確かだが、これも料理店めぐりの後半で行ったため、記憶がこんがらがってしまっている(若かったので、ただ、おいしい、おいしいと食べていたせいのほうが大きかったですね。)”牡蠣のナージュ、やわらかなジュレ添え”が夏場だったためかコースに無く、食べれなかったのが非常に残念。なお、近くにあるビストロのほうも、なかなかおいしいです。

  私の評価は、総合 19.25、料理 19.25 です。

サンドランス
Senderens

旧 ルキャ・キャルトン
旧 Lucas Carton

2 9.Place.de.la.Madeleine  (8e) 42 65 22 90 無休
バカンス有
紹介

  古典の名店であったが、一時期ぱっとしなかったものの、鬼才アラン・サンドランスを迎えてからは好調のよう。歴史を感じさせるレストラン。(ただし、いまいちと言う声も良く聞きます。)

  2005 年、サンドランス氏は、よりたくさんの人にレストランを楽しんでもらうため、ワインリストの値段を下げたりし、3ツ星の格が保てないからと、自らミシュランの星を一つ返上した。立派な心がけであると思える。よりたくさんの人が、安い値段で、氏の料理を楽しめるのであれば、星の数は関係ないであろう。

  最寄り駅はメトロ、Madeleine 駅。 要予約。
  バカンス期間は 8/3 〜 8/25。

  店名が 2006年、ルキャ・キャルトンからサンドランスに変わりました。

感想
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  ムニュ(コース)ではなく、ア・ラ・カルトで食べた。それほど、食べたい料理が決まっていたが、期待ほどではなかった。
  まず、2人で行ったのだが、ベンチシートに横に並んで座らされたため、会話がしづらく、あまりいい待遇ではなかったこれですが、古い料理紀行の本を読んでいると、フランスでは向かい合わせではなく隣通しに座らせることが良くあるらしく、とくにカップルだとそうするようです。女性と行ったので、そのような配慮をしてくれたのかも知れず、当方の常識で判断してしまい不当なことを書いていたようです。

  料理は、フォワグラのキャベツ包み蒸し、オマール・ア・ラ・ヴァーニュ(オマール海老のバニラ風味のブール・ブランソース)、鴨のアピシウス風。と代表的なものを選んだ。が、フォワグラは、フォワグラ自体の蒸し加減は良かったが、キャベツに期待してたほどの甘みがなく、ぱっとせず。鴨は、火が少し入りすぎで、蜂蜜がかなり甘く感じられた。ただ、オマール・ア・ラ・ヴァーニュはすばらしく、ランブロワジーのカラメルバターソースを食べる前では1番美味かった。記憶に残る料理である。

  尚、私の評価では、オマール・ア・ラ・ヴァーニュを含んでの評価で、これが無いとすれば、もう少し点数は落ちる。

  私の評価は、総合 16.75、料理 16.25 です。

フォージュロン
Faugeron
× × × ×
紹介
  「美味しんぼ」の究極のメニューにも選ばれた”ゆで卵のトリュフソース”、これが、この店を一躍有名にした。残念ながら、勢いに乗っているときに3ツ星にはなれず、そのまま停滞し、ついに閉店に至ってしまったが、この名物を食べに行くだけの価値があっただけに残念である。
感想
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  ”ゆで卵のトリュフソース”。この料理を抜きにして、この店は語れない。私が食べたトリュフ料理の中では、3本の指に入る。その他の料理は、この料理にインパクトが強すぎて、それほど感銘は受けなかったり、塩分の決まり具合がいまいちだったりしたが、十分ミシュラン2ツ星の実力があるのは言うまでも無かった。

  03年度版で、1ツ星に落ちてしまい、2004年度版では掲載されておらず、調べてみると閉店されました。非常にショックで、私がフランスに行けば、必ず行くであろうレストランであったのですから。あのトリュフ卵が食べられないと思うと残念です。

  閉店情報については、すでになくなったサイトで知りました。
  以下、そのサイトよりの引用です。
”  パリのサンルイ島にある1つ星レストラン「レストランひらまつ サンルイ アンリル」を経営する株式会社ひらまつが、元2つ星レストランのフォージュロンを買収した。今年10月にサンルイ島から移転して、増床した新レストランをオープンさせ、2つ星を狙うと見られる。
  「レストランひらまつ サンルイ アンリル」は2001年10月に開店し、翌年3月の2002年版ミシュランでいきなり1つ星デビューした。席数が少ないためにいつも予約がいっぱいとなっている。フォージュロンは2002年版ミシュランまで2つ星を保っていた名店。席数は倍増の40席となる。新レストランの開店に伴って、サンルイ島の店は閉店する。”

  尚、私の評価は、ゆで卵のトリュフソースがあった場合で、無ければもう少し下がったでしょう。

  私の評価は、総合 17.5、料理 18 です。

アピシウス
Apicius
2 20rue d'Artois  (8e)
旧アドレス:122.Av.Villiers  (17e)
43 80 19 66 土、日、祝
紹介

  日本の有楽町にある同名の店とは何の関係も無い。黒い皿が何回か出てきた。臓物料理がメニューに多いらしい。

  最寄り駅はメトロ、St-Philippe du Roule 駅。要予約
  バカンス期間は、8月中。

  2004年に新しい場所に移転したようです。ヴィガトー(Vigato)氏の益々の活躍に期待します。

感想
メニューへ戻る   この店での記憶として残っているのは、クーレ・ド・セランというワインに出会えたこと。これの印象が強くて、他は覚えていない。(なんといい加減に食べ歩いていたのだろう。若気の至りですね、もったいないことをした。)
  ただ、漠然と、おいしかったことは事実。インパクトのある料理はなかったと思います。(ロニョン・ド・ヴォーを食べたかったが、メニューに無かった気がする。コースで頼んだせいでしょうね。)

  私の評価は、総合 17.5、料理 17.5 です。

ヴィヴァロワ
Vivarois
× × × ×
紹介
  多数の弟子たちを世に送り出したクロード・ペロー氏の店。椅子などはかなり斬新で、喫茶店?のような感じで高級店とは思えない造りでした。
  ランブロワジーのベルナール・パコ氏も、ここの出身でした。名物に赤ピーマンのヴァヴァロワがありました。
  1999年 9月いっぱいをもって、クロード・ペロー氏の引退に伴い、ヴィヴァロワは閉店しました。残念でなりません。
感想
メニューへ戻る   「造りは高級店とは思えない」と書きましたが、料理はまさに高級店そのもので、繊細で、それでいてダイナミックなものを出してくれました。自家製のパンがとてもおいしく、パンはここのパンが一番おいしかったと思います。私にとって、初めての星付きレストランで、とても思い出が深いレストランだけに、閉店が惜しまれます。

  私の評価は、総合 17.25、料理 17.5 です。

ル・ディブレク
Le Divellec
1 107.rue.Université  (7e) 45 51 91 96 土、日
紹介

  魚料理専門店。数々の魚料理があり、肉料理はフォワグラだけしかありません。アンヴァリッドの南広場のすぐそばにあります。

  最寄り駅はメトロ、Invalides 駅。要予約。
  バカンス期間は、7/25〜8/25、12/25〜1/2。

  残念ながら2005〜2006年に星を一つ失ったようです。

感想
メニューへ戻る   後述する、ル・デュックと比べると、手の込んだものが多かった気がする。ただ、昼間にランチコースを食べたため、その真価はわからない。(軽めに食べたので。)私の好みとしては、後述するル・デュックのほうに軍配が上がる。

  私の評価は、総合 16.5、料理 16 です。

ル・デュック
Le Duc
無★ 243.bd.Raspail  (14e) 43 20 96 30 土の昼
日、月
紹介

  宵越しの素材を残さないと言われたレストラン。従業員帰宅時には冷蔵庫の電源は切って帰るといわれていた。(今もそうかも。)そのため、昔は、土、日、月と週に 3日も休みだった。(市場が休みの時は閉めていた。もっとも、今も土曜の夜を明けただけ。)鮮度抜群の魚料理専門店。

  何よりも、ポワソン・クリュと言われるフランス風刺身が有名で、生前のアンリ・ゴーが、日本、タヒチと並ぶ、生魚をおいしく食べさえる所と絶賛していた。そのほかにも、鱸と帆立貝のタルタル、海の幸の盛り合わせ(プラ・ド・フリュイ・ド・メール)など名物はたくさんある。そして、これらの料理にぴったりの、この店でしか飲めないオリジナルのミュスカデがある。
  ただし、値段は3ツ星レストラン並するのでご注意を。(ただし、ワインをミュスカデのみにすると、ワイン代は他の店より安くなります。)

  2008年度版ミシュランで星を失った模様です。残念ですが、このお店は星の数で評価できるレストランではありませんので、独自路線を貫いてほしいところです。

  最寄り駅はメトロ、Raspail 駅。 予約するほうが望ましい。
  バカンス期間は、3/1〜3/10、8/2〜8/24、12/24〜1/2。
感想
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  フランスに行くと絶対に行きたいレストラン。と言うか、フランス滞在中に 2回以上行きたくなるのがこの店。私の知り合いは、ここに 3日連続で通っていました。ポワソンクリュをはじめ、ここでしか食べられない料理が多々あります。店の造りは、その辺のブラッスリーかせいぜいビストロ。しかし、この店に関して言えば、それがまた良く似合っている。(カウンターは、船室をモチーフにしているそうです。)

  生魚系の前菜を 3品前後。後は鮮度抜群の魚のローストなどいかがでしょうか。(ただのレモンと溶かしバターのソースですが、こうも完璧に火入れがされ、鮮度のいいものでしたら、これで十分。)
  日本人好みの料理だと思います。ただ、予約を取るのが難しいと思いますので、お早めにご予約下さい。(予約無しでも席があれば入れると思いますが、その席の確保が難しかったです。)

  もちろん、最初に飲むワインはミュスカデです。これを飲まないと、もったいない。後は、料理にあわせて、お選び下さい。ただし、この店、今は知りませんが、私が何回か行った中で肉料理はフォワグラとステーキがあっただけだと思います。(どちらか一方しかなかったかもしれない。)

  私の評価は、総合 18、料理 18.75 です。

アンフィクレス
Amphyclès
78.Av.Ternes  (17e) 40 68 01 01 土、日の昼
紹介

  日本人のソムリエさんが 94年の段階ではいました。”牛ほほ肉の煮込み”と”シャラン産、小鴨のロースト、オレンジとコリアンダー風味”が名物料理です。ここで修行してきた人や、提携している店が日本にあったような気がします。(94年段階ではありました。)

  私が食べた時は、2ツ星でしたが、97年に2ツ星から1ツ星に降格され、2001年には星を失うと共にミシュランに記載自体されなくなったのですが、2003 2004年度版では星は付かないものの、掲載自体はされていたのですが、2006年度版では再び掲載自体されていません。→ 2007年度でも掲載されていません。

  最寄り駅はメトロ、Pote Maillot 駅。要予約。
  バカンス期間は、8月中。
感想
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  甲殻類のコース(メインは肉です。)を頼んだので、少し飽きた。日本人のソムリエさんがいたのでリラックスでき、彼とワイン談義で盛り上がり、最後にシガー、コイーバ・エスプレンディトスを頼み、「それに合うコニャックを。」と言うと、レミー・マルタン、ルイ 13C をなみなみと注いでくれた。(100〜150ml くらいあったと思う。これで、¥10000!!)

  ここも、夏場に行ったため、牛ほほ肉の煮込みが食べれなくて残念だった。(そのときはこれが有名とは知らなかったが。)
  星はなくなってしまったが、日本人のソムリエさんが健在であれば、旅行者にとっては安心して食べれるので、お奨めは出来る。

  私の評価は、総合 17.5、料理 16 です。

Cviar Kaspia
無★ 17.Place.de.la.Madeleine  (8e) 12 65 33 52
紹介

  帝政ロシア時代の貴族が、ロシア革命時にフランスへ亡命し、その子孫が作ったお店らしく、帝政ロシア時代の食器や、装飾品が店内に飾られています。このお店、レストランを見つけるのにいささか苦労します。キャビアやスモークサーモンの販売店の 2階にあるのですが、大きく入り口と書いてないので、ぱっと見るとレストランとは思えません。

  スモークサーモンをはじめとするスモーク類と、何と言っても最上のキャビアを楽しんでください。シャンパンを合わせてもいいですが、キャビアには、この店のウォッカも良く合います。ストラスネイヤ(日本ではロシア語で、ストリチナと言う名で売られています。)と言いますが、日本で売っているものとは、ぜんぜん違うおいしさです。

  最寄り駅はメトロ、Madeleine 駅。

  ワシントン条約でキャビアの輸入が禁止されました。これに伴い、何某らかの変化があるかもしれません。いち早く解除されることを祈っています。

感想
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  フランスのレストランで最もたくさん通った店のひとつ。その回数では後述するヴォジラ通りのアルザス料理屋といい勝負だと思います。
  ここに来ると、まずスモークサーモンを 1枚。このスモークサーモンは、今まで食べた中で最高のものです。前述したウォッカと共に、必ず日本に帰る時に、持って帰るようにしています。その次に、余裕があったら他のスモークを頼みます。うなぎと、キャビアの親にあたる、チョウザメのスモークがあります。

  そしていよいよキャビアの盛り合わせ。ブリニ(薄いパンのそうなもの。厚いクレープの方がイメージしやすいかな。)をたっぷりもらいます。
  盛り合わせは、最高級のベルーガ、それに次ぐオシェトラ、そしてセブルガ、そして、日本ではまず見かけないプレッセが、各 25g 前後あります。プレッセは、各キャビアを採った時に、つぶれてしまった部分を集めて作ったもので、海苔の佃煮のような外見です。ブリニに、これをたっぷり載せ、サワークリームを頂いて食べるとたまりません。

  この後、順に、セブルガから食べていっていましたね、私の場合は。スモークサーモンで、シャンパンを 1本。キャビアにあわせてもう 1本飲むか、ハーフ 1本、フルボトル 1本のシャンパンを頼み、最後はウォッカで閉めるか、そのように楽しんでください。
    食後酒にはウォッカに野生の果物をつけたリキュールもありました。

  兎に角、ここは他のレストランとは一線を画すレストランです。22時過ぎからでも入店できますので、どこかで軽く食事をされた後、シャンパンとウォッカを飲みに来られてもいいでしょう。ただし、予約を入れておかないと、オペラ座で公演があった日などは満席になりますよ。
  私の場合、パリに着いた日にまず立ち寄るレストランです。ただし、94 年段階から比べるとキャビア自体の単価が高騰していますので、その点だけが心配です。

  尚、この店の評価は、私がキャビアとスモークサーモン大好き人間ですので、特に高くなっています。

  私の評価は、総合 19、料理 19.25です。

ビストロ 121
Bistro 121
無+ 121.rue.de.la.Convention  (15e) 45 57 52 90
日の夜
紹介

  15区と言う、パリの中では田舎?にあるレストランです。ミシュランの星はありませんが、96 年度版ミシュランでは、仔牛の頭の煮込み(Tête de Veau en Raroût)の項目で載っていました。(2003,2004年度版では取り上げられておらず、掲載されていません。)
  その他、ジビエの季節になると”王家のウサギ”(Lièvre à la Royale)がメニューに載ります。良いビストロだと思います。尚、88 年の段階では1ツ星でした。

  最寄り駅はメトロ、Convention 駅。(ここから Convention 通りをかなり西に行ったところの Convention 通りの北側にあります。)
  バカンス期間;7/14〜8/18、12/24前後〜年始にかけて。(詳細不明)
感想
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  ここも、ジビエの季節に行けなかったので、王家のウサギは食べれなかったのですが、仔牛の頭の煮込みは食べました。ただ、その量たるや、びっくりの量です。いつもどおり、牡蠣があったので、まず牡蠣を 1ダース。魚を 2人で一つの皿にして、メインはそれぞれ取ったのですが・・・。

  仔牛の首の周りに肉、舌、脳みそ、その他トロトロのゼラチン質の肉と付け合せの野菜。すばらしくおいしいのですが、後半は義務で食べましたね。今じゃもうB.S.E のせいで食べられないかもしれない、仔牛の脳みそのおいしさはたまりません。首の周りの肉もゼラチンがすばらしくおいしかったですね。

  この店で、特質すべきはワインが安いこと。Ch・コス・ディス・トゥルネルの 60年代後半のものが¥20000 を切ってありました。本当に、良いビストロです。難点は唯一、観光スポットからは離れていること。この場所は、まず観光客は来ないと思います。私も、たまたま、住んでいたところの近くだったので行ってみたら、後で、本に取り上げられている店だと気付いたくらいですから。

  私の評価は、総合 16、料理 16 です。

ラ・セール
La Serre
無+ 文献にある住所から、移転したため不明、ただし15区内にある。 45 55 06 65 日、月
紹介

  戦後、名声を得たラセール(Lasserre)とは違います。ここは南西地方の料理を出すビストロです。移転する前の住所はわかるのですが移転後は控えてきてません、電話は通じたと思いますので電話で確認してみてください。ただし、フランス語がかなり出来ないと詳しい場所までは聞けないので、住所をゆっくり、綴りで言ってもらい、タクシーの運転手にそれを見せて、店名を言うのがいいでしょう。

  最寄り駅、バカンス期間とも不明。
感想
メニューへ戻る   南西地方の料理を出すビストロだけあって、ここのフォワグラはおいしいです。テリーヌを頼むと、厚切りのものが数枚出てき、熱々のトースト(バケットのトーストですよ。)に塗って食べましたね。その他、鴨の腿肉のコンフィーもおいしいですし、そのコンフィーの入ったカスーレもいけます。ランチなどに行くのがいいかもしれませんね。

  私の評価は、総合 16、料理 16.25 です。

ル・トラン・ブルー
Le Train Bleu
Gare.de.Lyon 1er.étage  (12e) 43 43 09 06 5/1 のみ
紹介

  リヨン駅構内にあるレストランで、駅の食堂です。しかし、その内装というか、建物がすごい。これだけは、3ツ星レストランクラスです。なんと言ってもフランス政府が指定した国の歴史建造物に指定されているのですから。尚、星は無いですがミシュランに掲載はされています。

  最寄り駅はメトロ、Gare de Lyon 駅、または国鉄 Lyon 駅。(というか、駅の構内)
感想
メニューへ戻る   すばらしい内装と、平凡なビストロ料理の取り合わせは何ともミスマッチ、しかし、古き良きビストロ料理が出てくることには違いありません。ワインはなかなかの品揃えでして、ルイ・ラトゥールの誇る、シャトー・コルトン・グランセを注文しました。
  ここは食べるために来ると言うよりも、観光に来て、昼食でも取るのがいいのかもしれません。しかし、来るべき価値のある場所であることに違いはありません。

  私の評価は、総合 15.25、料理 13.25 です。

名称不明
(アルザス料理)
不明。ただ、コルドン・ブルー、パリ校から西に行き、ヴォジラ通りの西側にある。 (15e) 不明 不明 *
紹介

  ヴォジラ通り(Rue de Vaurgiard)にあるアルザス料理のレストランです。学校帰りに、又は昼食によく通っていましたが店名など詳しいことは覚えていません。

  最寄り駅はメトロ、Vaugirard駅。
  * 土日は休みだったと思います。 バカンス期間は不明。
感想
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  まあ、いわば定食屋と言った感じで利用してました。牡蠣を 1ダース、後はシュークルート。鴨のコンフィーが乗ったシュークルートなどなかなかおいしかったです。奥にはテラスもあります。ただ、シュークルートの量は多いので、2人で 1皿頼んだ方がいいでしょう。

  デザートもかなりの量がありますので、デザートを堪能したい方は、料理を控えめに。(プリンを頼むと、直系 12cm、深さ 10cm位あるプリン型で焼き上げたものが来ました!!)

  私の評価は、総合 15、料理 14 です。

メゾン・ダルザス
Maison d'Alsace
39 Av des CHAMPS ELYSEES (8e) 43 59 44 24 不明
紹介

  シャンゼリゼにある、アルザス料理屋です。非常に量が多いシュークルートがありました。シャンゼリゼ界隈を散策中の昼食などにどうでしょうか。

  最寄り駅はメトロ、Franklin-Roosvelt 駅。
感想
メニューへ戻る   シャンゼンリゼでの昼食などに使ってました。兎に角、非常に量の多い、そして、なかなかいけるシュークルートがありました。日本人なら、3人で 1皿でいいサイズでしたね。ただ、これは向こうでもかなり量の多いもので、普通のサイズのものは 2人で 1皿で十分かと。ただし、前菜を食べないのなら。1人 1皿でいいでしょう。

  私の評価は、総合 14.5、料理 13.75 です。

  REIM , ROANNE , MIONNAY (ランス、ロアンヌ、ミヨネー)
レストラン名 住所 TEL 休日
レ・クレイエール
Les Crayères
2★
↓無
64.bd.Henry-Vasnier.51100.Reims 26 82 80 80 無休
バカンス有
紹介

  シャンパンで有名なランスにある。03 年までは、3ツ星レストラン兼ホテル、シェフはジェラール・ボワイエ氏だったが、ボワイエ氏引退に伴い、星をひとつ失っている。
  さすがにワインリストには多様なシャンパンがそろっている。パリからも近いが、できれば一泊したいレストランだ。
  03年にボワイエ氏引退に伴い、04年度版では2ツ星に降格になりました。残念です。

  要予約。バカンス期間は、1/1〜1/29。

  2006年度版では店名が、Chàteau les Crayères に変わっています。

  2010年度版で、二ツ星からいきなり星なしとなってしまいました。シェフの交代か引退が理由のようですが。素晴らしい思い出のレストランなので残念です。

感想
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  トリュフのパイ包み、これが非常においしかった。トリュフ料理では 3本の指に入る(後は、大阪のビストロ 25 のトリュフのカネロニ、フォージュロンのトリュフ卵。)
  鳩もフォワグラも全てにおいて満足できましたし、食後酒は、ゆったりとした別室で楽しく飲める。ホテルも非常に綺麗で、朝食も心地よい太陽の光を浴びながらテラスでおいしく頂きました。
  全てにおいて、満足度の高いレストランだと思います。

  ここではエピソードがあります。なんと、ホテルの部屋の鍵を持って帰ってきてしまったんですね。翌日、パリに戻ってから気付き、電話したのですが、追加料金でも取られるかなと思いましたが、何の問題も無く、丁寧に対応してくださりました。(フランス語が出来た友人に感謝!!)

  私の評価は、総合 19.75、料理 19.75 です。

トロワグロ
Troisgros
3★ Pl.de.la.Gare.42300.Roanne 77 71 69 97 月昼(11月〜2月)
火、水
紹介

  小さな田舎町に燦然と輝く太陽のようなレストラン。このレストラン目当てだけに、世界各地からロアンヌに足を運ぶ人がどれだけいるのだろうか。

  ヌーベルキュイジーヌの牽引者の一人だった、トロワグロ兄弟の店。兄ジャンが、不慮の死を遂げた後は、弟ピエールと、その息子ミシェルが店を盛り立てている。ヌーベルキュイジーヌの代表作ともいえる”鮭のオゼイユ風”は後世に語り継がれる料理であろう。
  また、ここのキッチンはとでもきれいで、すばらしかった。ホテルもあるものの客室数が少なく、部屋を取ることは至難の業。隣にもう一軒別のホテルがあるので、そちらに泊まることになると思う。

  要予約。バカンス期間は、8/4〜8/17 と、2月のバカンス期間。
感想
メニューへ戻る   ”鮭のオゼイユ風”はコース料理だったためメニューに組み込まれていなくて残念だったが、どの料理もすばらしく、蛙のクリームソースは絶品だった。私の中では、パリのランブロワジー、ランスのレ・クレイエールと並んで 3本の指に入るレストラン。(この 3者は甲乙付けがたい。)
  フランスに来たら、ぜひ立ち寄って欲しいレストランの一つ。ただ、まさに、食べるためだけに、ロアンヌに立ち寄ることになると思うが。

  私の評価は、総合 19.75、料理 19.75 です。

アラン・シャペル
Alain Chapel
2 01390 Mionnay 78 91 82 02 月、火、祝
金昼
紹介

  1990年7月10日、世界に衝撃が走った。”厨房のダ・ヴィンチ”、”かまどの前の求道者”とも言われ、世界中から尊敬の念を受けていたアラン・シャペル氏が急死したのだ。日本でも、シャペル氏の弟子は多く、シャペル氏ほど慕われていた人はいなかったのではないであろうか。
  ”オマールのサラダ”、”茸のカプチーノ仕立て”、”ブレス鶏のヴェッシー包み”など、多様な名作を残しシャペル氏は旅立ってしまった。彼があと10年生きていれば、どれだけのすばらしい皿が世に送り出されたのであろう。料理界にとって、これほどの損失は無かったのではあるまいか。

  現在は、弟子のフィリップ・ジュス氏がシャペル氏の意思をついで、小さなミヨネー村で健闘している。そして、神戸でも、シャペル氏の作り上げた世界を受け継ぎ、小久江次郎氏がエグゼクティブシェフとして、そのすばらしい世界をわれわれに披露してくれている。
  尚、現在、"魂の伝承━アラン・シャペルの弟子たち━”という本が出版されています。

  要予約。バカンス期間は 1月。
感想
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  本店では、”オマールのサラダ”は食べられなかったが、”鯖のタルト”、”ブレス鶏のヴェッシー包み”などの著名な料理を食べることが出来た。また、このレストランのマコン・クレッセは本当においしく、ボノムのマコン・ヴィレと甲乙付けがたい味だった。(こちらのクレッセのほうが上かも。)

  シャペル氏が生存中に来たかったのが本音である。もしそれが叶っていれば、どれだけの感動を与えてくれたかと思うと、口惜しくて仕方が無い。
  ここもぜひ立ち寄るべきレストラン。しかし、ここも食べるためだけにミヨネー村に来ることになる。尚、シャペル氏の死後、しばらくして店は星を1つ失った。

  注:私のこの店への評価は、私自身が、この日、体調不良であったため、少し低くなっております。

  私の評価は、総合 17、料理 17 です。

日本料理
 
レストラン名 住所 TEL 休日
衣川 9.rue.du.Mont-Thabor  (1e) 42 60 65 07
紹介

  創業 1984年、京都の一流料亭で修行された衣川さんのお店。赤坂、伊勢と並んで和食では有名らしい。(94年のデータです。)
  尚、96年、03年度版のミシュランにも掲載されており、8区に新店舗を出している。05年度版ミシュランでは1ツ星に一番近いエスポワールに格付けされた日本料理店で、パリ随一の日本料理店に、なりつつあるのかもしれません。

2007年 4月20日にモンテーニュ通りに系列店、”花輪”をオープンさせました。尚、花輪では本店の料理長であった宮内氏が総料理長として京料理を中心にしつつも、鮨、中華料理、鉄板焼きも提供していく模様。 (情報源・引用 専門料理 2007年 7月号)

  最寄り駅はメトロ、Tuileries 駅。バカンス期間は、12/24〜1/6。
感想
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  94 年の段階では、まあ、問題なく食べれる店という感じだった。もちろん、京都の料亭などと比べてはならない。素材の向き不向きがあるだろうし、苦労されていることと思う。和食が恋しくなった人にはいいかもしれないが、値段は高いと思う。

  正直、せっかくフランスに来ているのに、和食を食べる気はしない。私ならせいぜい昼食に使うくらい。(ただし、私が行ったのはディナー。どうしても友人が和食を食べたいと言ったので。)

  私の評価は、総合 12、料理 12 です。

赤坂 9.rue.Nicolo  (16e) 42 88 77 86 日の昼
紹介

  16区にある和食レストラン。94〜95 年度版地球の歩き方パリでは、伊勢、衣川よりお勧めになっている。96年度版ミシュランには掲載されていない。
  日本人観光客はあまり来ないようなところなので、予約は取りやすいかもしれない。

  最寄り駅はメトロ、Passy 駅。
感想
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  昼食にうなぎを食べた。無難な味だった。これも衣川と同じく、昼食に使うのがベストと思う。やはり、夜はフレンチにとって置きたい。尚、長期滞在される方なら、ディナーに使ってもいいでしょう。(これは衣川も同じこと。)

  また、お茶を頼んでも、お金を取られます。(日本では考えられませんが。)
  衣川との評価の差はランチとディナーの差。値段も、もちろん違う。

  私の評価は、総合 11、料理 11.5です。

その他の料理
 
レストラン名 住所 TEL 休日
チェンマイ 12.rue.de.Belleville  (5e) 43 25 45 45
紹介

  パリのタイ料理屋。名前の通りのタイ北部のイサーン料理かどうかは不明。(どう違うのか、私にはわからない。しかし、定番の料理はたいていあったと思う。)
   なかなかいけてておいしいし、値段も、そう高くは無い。

  もしかすると、移転しているかもしれません。下記データは 1994 年度のものです。電話番号に変化はないようですので、直接、お問い合わせ下さい。

  最寄り駅は、メトロ、Maubert Mutuslité 駅。
  バカンス期間は不明。
感想
メニューへ戻る   いつもコースで食べていた。トム・ヤム・クン、大海老の焼き物など、おいしく食べれた。ただ、私はもう少し辛い方が好み。
  ワインを合わせるのは難しく、いつもタヴェル・ロゼを無理やりあわせていた。フレンチに飽きた時など、昼食にいいと思う。ただし、胃が痛いときは避けるべき、刺激は強いので。

  私の評価は、総合 14、料理 14.25 です。

名称不明
(インド料理)
不明  (15e) 不明 不明 *
紹介

  メトロ Convention 駅のすぐ近くにあるインド料理屋。1階がインド料理、2階はメキシコ料理をやっている。これも、アパートのすぐ近くで、行きつけの店だったので、店名などのデータを取ってきてません。

  * 土日は休みだったと思います。
  バカンス期間は不明。
感想
メニューへ戻る   ここのマドラスカレーは非常に辛くて深みのある味で大好きでした。フランスらしく、タンドール料理に、鳩や、ほろほろ鳥まで使ってました。パリに行ったら、ぜひ立ち寄りたい店ですね。場所的には、すぐわかると思います。Convention 駅を降りたら、Convention 通りと Vaurgiard 通りの十字路を、Convention 通りの南側を歩き、少し西に行くとあります。(十字路、南西のブロック。)

  私の評価は、総合 12.5、料理 14 です。