大阪 レストラン案内 {大阪のレストラン、料理屋、うなぎ、天ぷら、中華料理、インド料理、トルコ料理、メキシコ料理店の紹介です。}

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  大阪で今までに行ったことのあるレストランの紹介です。
  尚、感想については個人的な意見で、紹介文も当時の知識を元にしてますのでミスがあってもご容赦下さい。

  何年もかけての記録ですので、データが古いものもあります。ご容赦下さい。

  星の欄につきましては、2009年度版、ミシュラン 京都 大阪を参照して星の数をつけております。また、メンバーが特にお奨めしたいレストランについては★マークを記入しています。
  また、星の数字の隣の”+”はコストパフォーマンスが高いと思える店です。

 2013 6/30 店舗増加に伴い、点数の見直し、また、格付けも少し変更しました。

フランス料理・イタリア料理
 
レストラン名 住所 TEL 休日
ル・ヴァンサンク 大阪市中央区西心斎橋1−9−31 辻本ビル 1F 06-6245-6223 年末年始
紹介
  99年(平成11年)にシェフだった原さんが店を買い取り独立された。前身のビストロ 25時代にはよく通った店だが、体制が変わってからは行っていない。評価は、ビストロ 25時代のものになります。

  関西フランス料理界の牽引車的な役割の店でした。本国より、他の国のフランス料理に注目し、アジアの素材などを良く使っておられました。現在も、その時のクオリティーを保っていて欲しい店です。

  営業時間は ランチ    : 11:30 〜 14:30(LO)
ディナー : 17:30 〜 21:30 (LO)
  最寄り駅は、地下鉄、心斎橋駅  要予約。
感想
メニューへ戻る   日本のフランス料理店の中では、東京のロオジエと並び大好きだった店。
  トリュフのカネロニは、トリュフ料理の中でも 3本の指に入る至高の一品。2 月頃に行くと、フレッシュのトリュフがふんだんに使われ、カネロニを切るとトリュフの何ともいえない妖しい香りが広がり、カニの甘い肉とクリームソースを引き立ててくれます。
  トリュフづくしのコースを頼んだ時のトリュフのアイスクリームも最高でした。トリュフ大好き人間の私には、たまらない一夜でしたね。

  また、機会があれば行ってみたいです。よくしてくれたメートルの新井氏が健在であればいいのですが。(体制が変わってしまい、スタッフがかなり入れ替わったと聞いたことがあり心配です。で、サイトを確認してみたところ、新井氏の御存顔が無かったようで、とても残念です。)

  90年代は間違いなく、関西で一番、お奨めのフランス料理店でした。
  ただ、現在、お店のワインリストを、お店のホームページで見る限り、豊富だったワインリストが貧弱になったような気がして、レベルダウンしたのかと思ってしまいます。そんなことがない様に祈りたいものです。

  私の評価は、総合 19、料理 19 です。

ローズルーム × ×大阪市北区堂島浜1-3-1 大阪全日空ホテル2F 06-6347-1112 なし,
紹介

  全日空ホテルのメインダイニング。99年から 00年にかけて一時閉店していたそうですが復活しています。ただし、有名なシェフだった横田料理長は東京に移動されたそうです。

  営業時間は ランチ    : 12:00 〜 14:30(LO)
ディナー : 17:00 〜 21:30 (LO)

 2008年、どうやら閉店し、THE DINING with chef's table に替わった模様です。

  最寄り駅は、JR 東西線、北新地駅。要予約。
感想
メニューへ戻る   91年に行った時は本当においしかった。鳩の料理では、ここで食べたものか、レ・クレイエールで食べたものが甲乙つけられないくらいのおいしさだった。

  その後、色々なことがあったらしく 2001年に行った時は、10年前の感動は無かった。客席も、平日とは言えガラガラで、ワインリストは貧弱なものになってしまっていた。(違う部署から取って来てもらったが。)全体に、落ち目なように感じてしまった。

  決して悪いと言うわけではないのだが、やはり、昔の印象が良かっただけに、寂しい感じがしたのは確かである。

  私の評価は、総合 16、料理 15 です。

ブルディガラ
ハービスプラザ
*+★ 大阪市北区梅田2‐5‐25 ハービスプラザ B2 06-6343-7108 年末年始
紹介

  ワインの輸入販売を手がけるエノテカが経営するレストラン →最近独立した模様です。ただし提携はしているようです。
  ワインの輸入販売の提携会社の経営だけあって、ワインリストは壮観。フランスからの直輸なので品質は抜群である上、値段が安い。その上、サービス料が要らないので1割、安上がりになる。

  営業時間は ランチ    : 11:00 〜 14:30(LO)
ディナー : 17:00 〜 21:30 (LO)
  最寄り駅は、各沿線大阪、梅田。
  予約するほうが望ましい。(しないと席が取れない可能性が大。)
感想
メニューへ戻る   最近は、ここばかり行っていますね。何せ、いいワインが安く飲めるのはありがたいこと。料理も水準以上ですし、特別料理を頼めば、すばらしいものを出してくれます。

  個人的な、お奨め料理は、04年の段階では、スモークサーモンのティエド(生暖かい)スタイル、フォアグラのソテー(グラスで、ソーテルヌを頼みましょう。)リ・ド・ヴォーのブール・ノワゼット(はしばみバターソース)などを前菜から(以上、場合によってメニューにないこともあるが、05 年段階でもお奨め。)、メインは色々ありますが、岩手短角牛のグリルや鴨のコンフィーが、私の好みですね。

  04年は、すばらしいものをご馳走になりました。
  岩手産野鴨のサルミソース、そして、これにあわせてブルゴーニュの古いものを、と頼んでいたところ、なんと、アンリ・ジャイエのヴォーヌ・ロマネ、クロ・パランドゥ 1988 を出してくれました。
  かなり探し回ってくれたらしく、この 2つの取り合わせは完璧なマリアージュ。それだけで飲むと、まだ、フランボワーズのような果物の香りが強かったワインが、鴨の血の味と合わさると、ワイン自身が持っていた獣の香りが立ち上り、すばらしい感動を与えてくれました。まさに、これこそマリアージュ。ワインが料理を引き立て、料理がワインの真価を発揮させていました。
  その前に飲んだコシュデュリのムルソー85もすばらしく、最高の一夜でした。

  2006 年、8 月に頂いた甘鯛のウニソース(特別料理)は、甘鯛が鱗付きでバリバリに焼かれており、ウニソースは風味と旨味はしっかりしているのに重くならない秀逸なもの。シャラン産鴨のローストもエギュイットにせず、角切りで食べさせるため肉汁があふれ、甘いソースとのマッチングも素晴らしい料理になっていました。昨今、料理のレベルも、かなり上がってきたと思います。
  ここは、本当に気軽に軽く食べることも出来ますし、お任せメニューを組んでもらい、正装して豪華に楽しむことも出来る幅の広いレストランですので、その日の目的にあわせて、使い分ければいいと思います。
  食後も、ポルト、コニャックなどと共に、シガーも楽しめますし、シガーも、これが欲しいと前もって言っておけば、すぐ近くにあるシガークラブで買っておいてもらえますよ。(シガーサービスをしてもらってもサービス料が付かないので、お店の人には悪いですが。)

  ワインを楽しむことを第一に考えるのであれば、ここが一番、お奨めかもしれません。特にボルドー物は豊富です。

  長らく大阪店でお世話になった片桐氏が、2006 年 11 月 中旬をもってブルディガラ 六本木店 のマネージャーとして転勤されました。彼の見識は高く、ワインのことなら彼に尋ねれば満足できると言う信頼感があったので私達にとってこの転勤は残念ですが、今後の片桐氏のご活躍により六本木店の名声が高まることを期待し、エールを送りたいと思います。

 2009/2/28 をもって六本木店は閉店となりました。

  私の評価は、総合 17.5、料理 16.25 です。

スプレンディード 大阪市北区梅田2-5-25
ザ・リッツ・カールトン大阪 1F
06-6343-7020 なし
紹介

  リッツ・カールトンホテルにある地中海レストラン。シェフがアメリカ人に変わってからというもの、少し、アメリカナイズされた皿が増えてしまった。(ベリー系の甘いソースが多くなった。)(04の段階。)

  営業時間は 9:30 〜 20:30
  最寄り駅は各沿線、大阪、梅田。予約するほうが望ましい。
感想
メニューへ戻る   少し前までは良く利用していましたがシェフが変わって以来、行く気がしません。どうも、あの甘いソースは好みで無いですね。値段も高めの設定だと思います。
  ただ、雰囲気はホテルだけあって良いので、料理が口に合う方にはいい所だと思います。

  私の評価は、総合 15.5、料理 13 です。

ステラマリス
(現 アマデウス?)
大阪市北区大淀中1-1-20 ウエスティンホテル1F 06-6440-1063 なし
紹介

  ウエスティンホテルの 1F にある地中海料理。メニューはプリフィクス形式で、三種類用意されている。

営業時間は
 ランチ  : 11:30 〜 14:30
 ディナー : 17:30 〜 21:30 (月〜木)、17:00 〜 22:00 (金〜日)

  最寄り駅は、阪急十三駅、各沿線、大阪、梅田駅からホテルのバス利用。予約するほうが望ましい。
感想
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   プリフィクスの各構成の選択肢は、それほど多くなく、4 〜 5 種類程で、5 皿構成のコースを選ぶと、オー・ド・ブルから 2 皿、メインから 2 皿(あと一つはパスタ)から選ぶことになるので、さらに選択肢は狭められる。特にメインには魚も肉も含まれているので、魚から魚、肉から肉とメインを構成したい人には少々選択肢が少ないのではとも思える。メインダイニングではないので、致し方ないのかもしれないが。

  料理の方だが、一回しか行っていないので、評価するには早計過ぎるかもしれないが、前菜のレベルはなかなかのもの。大根で巻いたフォワグラのコンソメソースも、コンソメの風味良く、フォワグラもなかなか良質である。鶉とラングスティーヌのサラダにしても、アメリケーヌ風のソースと良くマッチしている。
  パスタは各種チーズのソースにしたが、いささか塩が強すぎる。チーズから生じる塩の計算に狂いがあったのか。食べられるぎりぎりのラインであった。(あと少し塩辛いと食べられたない。そのぎりぎりを狙ったのかもしれないが。)

  メインには肉を二種類。鴨と羊にしたが、それぞれ、失敗などは見当たらないものの、満足できるとも言いがたい。同行者が食べた特性ブイヤベースも、洗練されて入るのだが、望んでいるスープ・ド・ポワソンの荒々しい風味にかけているので、本物のそれを望む人には物足りない。また、アイオリ、ルイユと言った添え物もなく、寂しい限りである。もっとも、一つの魚料理としては、トマト風味の軽いスープと、各種魚貝の味わいは十分である。

  さて、サービスだが、我々がメインダイニングの常連であることがわかった後には、色々とサービスをしてくれたが、これが一見であった場合、少し厳しく見なければならないことがある。

  • 料理をオーダーした後にすぐにワインリストを持ってこない。(ワインリストを下さいと要求しなければならなかった。)
  • 頼んでおいたミネラルウォーターがなかなか来ない。
  • 赤ワインを選択する時に、こちらの提示したワインよりも、はるかに高額のワインを提示する。
  • オリジナルカクテルについてたずねた所、聞きにいかなければ、その内容を知らない。

  など、ホテルのレストランとしては、どうしたものか。と感じられる部分がいくつかある。

  最後に、注文した赤ワインの仕入先が、そこそこ有名な安売り店である所にも、ホテルらしからぬ感じがした。確かに、一般の人には輸入業者の名前を見て、それが安売り店と気付く人はいないかもしれないが、知っている人が見ればわかるわけで、また、気付かれる気付かれないに関わらず、やはり、高い価格で販売しているのだから、信頼できる輸入業者(出来れば正規ルート)で仕入れをしてもらいたい。

  ウエスティンのカードを持っている我々は、25% OFF になるので、それを考慮すると、また行ってもよいと判断できるが、それが無いとすると、少々厳しく評価せざるを得ない。しかし、サービスはすぐにでも改善できることを考えると、単に料理だけで見た場合、気軽に利用する感じで使うのであれば、合格点をあげることは出来る。

  私の評価は、総合 13.5、料理 13 です。

ファルファッレ ×
大阪市天王寺区六万体町 1-35 06-6772-1600 月、第 2 日
紹介

 2009年 2 月 12日 で一旦閉店。4月頭を目処に、移転して再オープンを目指されるそうです。早い復帰を期待したいです。

  2007年 11月にオープンした、谷町筋の谷町九丁目すこし南にある、小さいけれど居心地の良いイタリアン。小さなお店だけど、ア・ラ・カルトもしっかり用意されているし、二名からオーダーできるプリフィクスは、かなりお得なお値段。(2007年 11月現在、一人¥3900前後)
  入り口入ってすぐは、カウンターで気軽に陽気に楽しめる。かわって奥の席は、個室的で落ち着いて食事ができる。家ウサギ(ラパン)、鹿など本格的な肉類も用意されていて、ありきたりの肉で終わらせない、シェフの意気込みを感じさせてくれる。

  2008年 9月 5日より、再びランチタイムが復活し、バータイムは終了。

営業時間は
 ランチ  : 12:00 〜 14:00(LO)
 ディナー : 18:00 〜 22:00 (LO)

  最寄り駅は、地下鉄谷町線、四天王寺前夕陽丘駅から、谷町筋を北上、食品館ラピタの次の交差点を東に曲がりすぐ。予約するほうが望ましい。
感想
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  ブルディガラに、いらっしゃったソムリエールの紹介で伺ったお店。小さいけれど、明るい店内は活気があって、料理も丁寧に作られていて、スタッフの方々の張り切り具合が感じ取れる。
  二名からオーダーできるプリフィクス+ア・ラ・カルト追加で食べた。プリフィクスは前菜は小皿で相当数の皿が出てきて、色々な味が楽しめる。パスタは二種類、メインは一種類、メニューから選択するが、パスタはオーソドックスなものなら、メニューになくても大丈夫とのこと。
  ア・ラ・カルトにラパンや鹿が入っていて、意欲的なスタイルはうれしい限り。手の込んだ煮込み料理もあるし、少ない厨房スタッフできっちり仕事をしていると感じさせてくれる。

  サービスについては、ブルディガラ出身のソムリエールがオープン後しばらくいらっしゃるので、彼女がほぼ専属でついてくれたので、今後、どうなるかはわからないが、マダムがいらっしゃるので期待できると思う。
  尚、ワインもソムリエールにお任せだったので、一般のメニューにはどのようなものがあるか、わかりかねるが、食後にグラッパなども置いているので、スタンダードなものは期待できると思う。
  総じて、使い勝手が良いお店に感じる。近場の人には憩いの場になるのではなかろうか。
  尚、総合評価は、すこし特別な使い方をしているので、あえて掲載していません。

  私の評価は、総合 −、料理 12.75 です。

サクラ 大阪市中央区城見1-4-1 06-6949-3246 なし
紹介

  ホテルニューオタ大阪のメインダイニング。シェフはパリのトゥールダルジャンでスーシェフを勤め、東京のトゥールダルジャンでもシェフを勤めたドミニク・コルビさん。
  メインダイニングにしてはあまり大きくないが、窓からの大阪城を眺める景観はすばらしい。
色々な素材を時に斬新に、時にオーソドックスに用い、完成されたオートキュイジーヌを楽しませてくれ、暖かいサービスがそれを演出している素晴らしいレストラン。

営業時間は
 ランチ  : 11:30 〜 14:30
 ディナー : 17:00 〜 21:30

  最寄り駅は、JR 環状線 大阪城公園駅。要予約。
感想
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  料理、サービスとも関西では相当なレベルだと感じるレストラン。
  料理の量は少し少なめ。女性には丁度よいくらいかもしれないが、健啖家の私には少し足りないところです。

  サービスは非常に良い。まずコースメニューについてメールで質問したのだが、親切に詳細な回答が返ってきた。それも何度も問い合わさせてもらったのにその都度丁寧な返信を頂いた。そして、コースメニューのメインの差し替えにも気持ちよく応じてくれた。
  着席してからも当然のごとく素晴らしいサービス。コースのメインを差し替えたからか、態々綺麗なメニューを同行者の分も印刷して下さっていた。
  食事中も快適である。食前酒のシャンパーニュは数種類用意されており、料理の説明も丁寧でわかりやすい。そして何よりソムリエの定兼さんは、ワインの知識はもちろん、その他の話題にも精通していらっしゃり、非常に快適に食事を楽しませていただいた。初めての来店にもかかわらず、久しぶりに完璧なサービスを受けた感じがする。

  料理は非常に完成度が高く、付け合せ、風味付け、香り付けとメインの素材との取り合わせの斬新さ、そのバランスのよさが素晴らしく、 複雑性のある料理で、インパクトがありながらきちんと纏めているところが、まさにオート・キュイジーヌだと感じる。カラスミ、山葵、蕎麦の実などのような和の食材を見事にフレンチのエスプリでフレンチに仕上げているのは見事としか言いようが無い。

  ワインはホテルなので種類もかなりあるが、どうしても値付けは高めに思える。とは言え、昨今のワインの高騰を考えると、私の感覚が古いのかもしれない。エマニエル・ルジェのエシェゾー 98 は、後日調べてみると、小売りの 1.5倍以下とお得感もあり、ホテルの中としては破格とも思えた。総じてレベルが高く、それでいて緊張することなく温かみのある雰囲気の中で料理を楽しむことが出来るよきレストランである。

  私の評価は、総合 18.25、料理 17.75 です。

ル・カネトン
Le Caneton

Le Caneton

大阪市中央区上本町西2-6-23 06-6761-1717
紹介

  ホテルニューオタ大阪のメインダイニング、サクラでドミニク・コルビさんの下で働いていたシェフと、ソムリエさんが一緒に始めたレストラン&ワインバー。
  鴨、フォワグラ料理を中心にカジュアルなフレンチが楽しめる。ワインバーも兼ねているだけあって、ワインもなかなか豊富。
色々な楽しみ方ができる、これから期待のお店です。

営業時間は
 ランチ    : 11:30 〜 14:00 (LO)
 ディナー    : 18:00 〜 22:00 (LO)
 バータイム : 22:00 〜 0:00 (LO)

  最寄り駅は、大阪市営地下鉄 谷町六丁目駅 三番出口から徒歩一分。予約することが望ましい。
感想
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  カジュアルな雰囲気と値段で、本格的な料理を楽しめるお店。1階はカウンターで、2階がテーブル席となっている。
  コースも用意されているが、ア・ラ・カルトで数品取り、みんなで分けて食べるのが楽しめる。健啖家の私たち二人で、前菜 3品、メイン 3品で、私個人は腹八分目でしたので、あと一皿は食べられましたが、普通の方なら二人で、前菜 3品、メイン 2皿程度でしょうか。

  料理は前菜とフォワグラ料理が素晴らしい。【自家製 パテ・ド・カンパーニュ】、【ブーダンノワールと生ハムの春巻 林檎のピューレ】、【フォワグラのテリーヌ】など。メインも【皮パリパリの鴨ももコンフィ サラダ添え】は秀逸。ここまでを前菜扱いした私たちは、かなり期待を持ってメインに進んだ。

  そのメインだが、サクラ出身の方らしくオートキュイジーヌを感じる皿。ただし、いかんせん、塩が弱く、たとえば、【シャラン産仔鴨のロティ 蜂蜜エピス風味】という料理では、蜂蜜もエピスもあまり感じず、メニューに書かれてある風味が足りなかった。
  この料理は、サンドランスの鴨アピシウス風をイメ−ジしてオーダーしただけに、メニューどおりの風味が欲しかった。
  ただ、その二つを割り引いても、鴨への火の通しは完璧だし、付け合せも美味しく、よく出来ている皿だった。

  スペシャリテの【シャラン産仔鴨とフォワグラのロティ】は、トリュフの香り高い料理で、スペシャリテというだけあって、美味しい。が、これももう少し、塩が欲しいし、ソースも、もう少し深みが欲しい。
  しかし、蒸されたフォワグラはトロける感じで嫌味も無く、鴨の上に乗せて一緒に食べると素敵な味が広がる。素材の良さは感じることが出来た。
  この料理も、以前、ロオジエで食べた鴨とフォワグラの料理をイメージしてオーダーしたので、少し比較対象のレベルが高すぎたのはかわいそうな所だろう。

  総じてメインに関して言えば、もう少し大胆に塩をしてもいいと思う。塩が薄いことが美味しいもと考える関西人に迎合しているのかもしれないが。また、ワインバーなのだからワインにあわせることを考えて、ソースもボディーをしっかりさせてもいいと思う。

  ワインバーも兼ねているだけあって小さいお店ながらワインも豊富。値付けは市場の 2倍くらいと、まあ良心的。デュジャックのシャンボール・ミュジニィ 96 が¥20000 でした。
  サービスはオーナーも兼ねるソムリエさんはさすがにホテル出身者。カジュアルな店なので堅苦しい感じは出さず、それでいて楽しいサービスをしてくださる。
  コペルトを取るが(2009-3 現在¥525)、パン代金、ミネラルウォーター代金が含まれているし、何よりサービス料が無いのはありがたい。
  料理、サービスとも充分満足できる、お店。ここも、今後、何度か利用することになりそうに思えます。自宅から遠いのがネックですが・・・・。

  私の評価は、総合 17、料理 16.25 です。

カーサ M
casa-M

casa-M

大阪市中央区南船場1-11-19 プレサンス心斎橋ザ・スタイル 1F 06-6262-1885 日、第 3 月
紹介

  ブルディガラ ハービスプラザで長く支配人をされていた山田さんの開いたレストラン&ワインバー。
  コンパクトな店ながら、料理もしっかりしているし、何よりボルドーワインの値付けが安く、品揃えもすばらしい。

営業時間は
   ランチ : 11:30〜14:00(LO)
   ディナー: 18:00〜22:30(LO)
  最寄り駅は、大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線 長堀橋 駅 1番出口より徒歩 2分。
予約することが望ましい。

感想
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  カウンターとテーブルあわせて 14席というコンパクトな店ながら、サービスはブルディガラ ハービスプラザで長らく支配人をされていた山田さん。料理は同じくブルディガラ ハービスプラザでスーシェフをされていた久保田さんということで、息のあったコンビネーションが楽しめる。

  今のところコースメニューを中心に、ア・ラ・カルトもいくつか用意されており、バータイムには単品でワインを楽しむこともできる模様。料理はブルディガラと似たものもある。たとえばサーモンのティエド、パテ・ド・カンパーニュなど。

  コース料理はアミューズ、前菜、パスタ、肉、デザート、コーヒーで¥4800。デギュスタシオンが¥8000。一品一品、手が込んでいて上品でこの値段ではお値打ち。ただ、量は少なめなので、しっかり食べたい人は何品か追加した方がいいと思う。
  ア・ラ・カルトでのオーダーも可能だが、シェフ一人で作っているので、料理は揃えてあげたほうがいいだろう。

  ワインバーも兼ねているだけあって、小さいお店ながらワインは豊富で、とくにボルドーの品揃えがすばらしく、1970 年代からの古いヴィンテージも揃っていて、何より。その値付けが安い。1981 のCh モンローズが ¥24,000 。90年代のヴァランドローも¥60,000 を切っている。この辺、ブルディガラの一時代を思い出す。
  チーズも専用の冷蔵庫で熟成されたものが用意されていて、小さいながらもワインを楽しむ人には、ありがたいお店だと思う。
  店には保湿されたショーケース(鮨屋のネタケース)が用意されており、ゆくゆくは、そこに素材を置き、その中から色々選んで料理してもらえるようにしていきたいとの事。将来が楽しみな、お店で、間違いなく、今後、何度か利用することになりそうに思えます。尚、梅田からタクシーに乗れば、¥1600 くらいで到着しますので、北からのアクセスにはタクシーが便利かも。

 2011/5 追記。
 ワインの持込が可能です。持ち込み料は¥2000。また、予約をすれば、特別なコースにも応じてもらえます。今回、その特別なコースとワインを持ち込んだときのランチで、すばらしい一皿に出会えたことで、料理の点数を+することにしました。

  私の評価は、総合 17、料理 16 です。

ダ・ジュンジーノ
(旧)エノテカ イゾラベッラ

ダ・ジュンジーノ

→ エノテカ
食べログ


NEW!!

*★ 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5-12 TERASOMA ビル 1F 06-6222-8770
紹介
  関西でも随一のレベルを誇る店。小さい店だけど、料理、ワインとも一流。シェフでソムリエも兼ねるオーナーの八島さんが全てを演出してくれる。

  ワインに合うよう考えられたメニューなので、予算に合わせて、ワインも選んでもらったほうがいいだろう。イタリアワインはすごい種類を揃えている。尚、9時以降ならシガーも楽しめるようだが、周りのお客さんがまだ食事をしていたら、マナーとして避けてあげるべきだろう。
  姉妹店としてイゾラベッラ オペレッタ ア タカラヅカが宝塚にある。

  2007年 4月。オステリア・エノテカは神戸 元町のイゾラベッラと合併し、神戸に移転しました。場所が変わっても、今と同じハイレベルな料理、ワインを楽しませてくれる名店です。

  移転後に行って来ました。内装はよく言えばカジュアルモダンに、悪く言えばチープに、サービスは専門の方がいらっしゃいますが、まだ行き届いていません。
  2007年 11月の訪問では、スマートにサーブされ、非常に快適になっておりました。
  しかしコース料理の品目が 2品増え量、質は変化ありません。(食材時代はより高級になっているかも。)
  2007年 11月の訪問では、以前と同じ流れに戻っていましたが、満足度に何も変化はありません。
  ワインの品揃えは相変わらず素晴らしい。今後に期待したい。
  尚、苦楽園時代の料理を食べたい場合、前もって予約し、シェフ八島氏のスペシャリテをと伝えておいた方が確実と思える。

 2012年、大阪に移転。神戸時代よりコンパクトな作りになり、内装もリストランテとして良くなった。
 総じて、苦楽園時代に近づいたように思える。完璧な料理は変わらず、より行き届いたサービスに。

  営業時間は ランチ    : 11:00 〜 14:00(LO)
ディナー : 17:30 〜 21:00 (LO)
  最寄り駅は大阪市営地下鉄 御堂筋線 淀屋橋駅 12番出口から徒歩 3分。要予約。
感想
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  ジノリの皿に盛られた料理は本当にレベルが高い。堪能させてくれるものばかりだ。大体、年に数度しか行けないのだが、時期が 2月の終わりから3月の始めに行くことが多いので、トリュフ、ポルチーニ、ジビエとすばらしい食材を食べさせてもらえる。ここ数年、前菜にはアワビ、魚には甘鯛、そして半熟卵の黄身とトリュフの入ったラビオリをいただいている。

  地元の食材をよく使われているので、春先から夏場にかけては縞アジなども出るそうです。夏場は鱧、鮎など和の食材も出るそうで、それらが皆、ワインにあうように料理されているとのこと。和の食材を使っているからと言って、日本人向きの料理とは言えません。しっかりとイタリアのエスプリを感じさせてくれる一流レストランです。
  2006 年。その縞アジ、鮎を頂くことが出来ました。縞アジは刺身で食べるのとは一味違った味わい。そして何よりも鮎。これはまさに冬のジビエのような味わい。濃厚でさわやか。赤ワインとこんなに合うなんて、素晴らしい発見でした。

  難点を言えば、全てを八島さんが取り仕切っているため、一度にテーブルが埋まるとサービスのスピードが落ちることです。しかし、そんな些細なことを忘れさせてくれる満足感を、あなたは体験できるでしょう。
  2005 年の段階では、核になるサービスの方が入られたため、かなりスムーズに流れるようになっていて、グランメゾンとして恥じない体制になっています。

  移転後、サービスは専門の方がされているのですが、まだ気付くのが遅かったり全てのテーブルに目線が届いていないように思えます。
  2007年 11月の訪問では上述したように非常に快適でした。ただ、ハードウェアが苦楽園時代に比べると見劣りするのは致し方ないところです。が、その分、料理に力を入れているのか、素材、品目ともにより満足出来る状態になっています。
  2007年 11月の訪問で、サービス分野の安定が見られたので、前回の感想であった、(頭の中では総合-0.25、料理+0.125 といった所。)を見直し、総合を+0.25 します。(料理は+0.125 なので、規定ポイントに達していないため、今回は見送り。)

 大阪移転に伴い、内装も充実し、よりコンパクトで行き届いたサービスが顕著に見られるので、総合に+0.25 としました。

  私の評価は、総合 18.75、料理 19 です。

その他の料理
 
レストラン名 住所 TEL 休日
はなの
(てんぷらコーナー)
大阪市北区大淀中1-1-20 ウエスティンホテル3F 06-6440-1066 なし
紹介
  ウエスティンホテルのメインダイニングの和食の店のてんぷらコーナー。かなり変わったネタもあり、てんぷら好きにはいいお店だろう。

  ただし、予約は取りにくいので、早めにしたほうがいい。 難点は酒がやや高めなことと、料理自体も高い。ただし、料理はそれだけのネタをそろえている。

営業時間は
 ランチ  : 11:30 〜 14:30
 ディナー : 17:30 〜 21:30 (月〜木)、17:00 〜 22:00 (金〜日)

  最寄り駅は、阪急十三駅、各沿線、大阪、梅田駅からホテルのバス利用。予約するほうが望ましい。(予約なしでは席は取れないと思います。)
感想
メニューへ戻る   すばらしいネタがある。特に、蒸しあわびと、ウニは絶品。車海老、穴子もすばらしい。ただ、私が個人的にてんぷらはそんなに好きでないので評価は低くなるが、てんぷら好きの知人に言わせると、ここはたまらない店らしい。

  ただ、値段も高いので覚悟して行くこと。残念なのは、ホテルの中にあるのに、てんぷらにあったワインのセレクションがなされていないことが挙げられる。 リストは他の部署のものを持ってくるので、数はそろっているが、てんぷらには合いそうに無いものが多い。この点で、すでに無くなってしまった、ホテルプラザのてんぷら屋にかなわない。

  私の評価は、総合 15、料理 15 です。

てんぷら料理
ふる田
*+ 大阪市福島区福島 5-14-12 プラザUビル 3F 06-6442-0252
紹介

  閉店したホテルプラザのてんぷらコーナーの主任だった古田さんが独立して開いた店。プラザの味が、ほぼそのまま味わえる。
  JR 福島駅からすぐにあり便利だが、酒の種類は少ない。ただ、コストパフォーマンスは高い店だと思う。

  営業時間は 17:00 〜 21:30(LO)

  最寄り駅はJR 環状線、福島駅。
  また、お休みは、月に一回、定休日とは別にあるようです。
感想
メニューへ戻る   よく行っていたホテルプラザの味なので懐かしい気がする。海老のすり身を大葉で包んで揚げたものなどの、プラザ時代のスペシャリテも健在でうれしい限りである。

  ただ、残念なのは酒の種類が少なく、ワインに至ってはヴァン・ド・ターブルが赤白 1種類ずつしかないこと。
  私が、その店の総合の評価をする場合、フレンチ、イタリアン以外の点数が低くなる最大の理由は、他の料理が酒の種類が少なく、その相性まで考えていないことが挙げられる。

  この店の場合、コストパフォーマンスが高いので、気軽に行けるところが利点で、それでいてかなりのレベルのものを食べさせてくれる。てんぷら好きの人にはお勧めである。ただし、変わったネタはそれほど無い。

  私の評価は、総合 13、料理 14.25 です。

うなぎ 竹丁
L/
×
*★
大阪市中央区安堂寺町 1丁目2−5 06-6761-3980 日 祝
紹介

 ご主人が体を壊したそうで、2008年、年末をもって閉店。本当に美味しい鰻屋だっただけに残念でなりません。

  辺鄙な所あり、偏屈な主人がやっているうなぎ屋。店は狭く愛想も無い。しかし、うなぎは絶品。特上うなぎは目の前で捌き、その後焼いてくれる。場所を探すのに一苦労するが、行ってみる価値はある。
感想
メニューへ戻る   ここのうなぎは、今まで食べた中でダントツにおいしい。場所柄、しょっちゅう行けないが、うなぎを食べるなら、ここに行きたくなる。

  ただし、この店にサービスとかを期待してはいけない。値段も特上のものは高い。しかし、それらを超越した美味さが、ここのうなぎにはある。
  値段が高いのは、うなぎを生かしておくためにかかる氷代と、絶えず火を点けておかねばならない備長炭の値段らしいから理解してあげよう。

  昼食にしか行ったことは無いが、おそらく酒もいいものは置いてなさそうなので、「うなぎを食べながらおいしい酒を。」というわけにはいかないと思う。この店は、本当にうなぎだけを堪能する店だといえよう。

  なお、無口なご主人と、愛想のよくない奥さんとは、よく口喧嘩をするらしい。

  私の評価は、総合 12.5、料理 15 です。

その他の料理
 
レストラン名 住所 TEL 休日
胡宮 大阪市北区大淀中 1-1-20 ウエスティンホテル 3F 06-6440-1065 なし
紹介

  ウエスティンホテルのメインダイニングの中華料理。まあ、関西では安定している中華料理店だと思います。

 2009年度版 京都 大阪ミシュランにて1ツ星を獲得。ただし私的には懐疑的。

営業時間は
 ランチ  : 11:30 〜 14:30
 ディナー : 17:30 〜 21:30 (月〜木)、17:00 〜 22:00 (金〜日)

  最寄り駅は、阪急十三駅、各沿線、大阪、梅田駅からホテルのバス利用。予約するほうが望ましい。
感想
メニューへ戻る   ここも10年ほど前は本当にすばらしかったが、最近少し元気が無いように感じる(04年の段階)。
  お客さんは良く入っている方だが、変わった料理が次々姿を消していってしまった。”つばめの巣の絹笠茸包み”などすばらしい料理だったのになくなってしまったし、デザートの”つばめの巣のココナッツミルク”もなくなってしまった。出ないからかもしれないが、その分、普通の中華レストランになりつつある。残念なことだ。

  特に正月は、2004年からプリフィクスしかなくなり、主菜の単品メニューはあるが、前菜の分のメニューは作っておらず、注文は出来るが値段などがわからなかった。これは、ホテルとしては致命的な怠慢ではないだろうか

  06年、夏に行った時のこと。この日は、いつも一緒に行っているメンバーではなく、違う面子と予約し、かつ、こちらの電話番号も違う場所で予約した。(一応、いつもの電話番号も伝え、名前はいつもと同じ名義で取った。)
  まず赴いて席に案内するまでに少し待たされた。案内された席は、普段使っているとは思えない端の席。決して満席であったわけではない。こちらは前日とは言え予約しているのだから、もう少し考慮して欲しい。(テーブルに普段はどこにも置いてある豆板醤と芥子のセットが無かった。)
  メニューを渡され、食前酒を飲んだ後、オーダーをなかなか取に来ない。紹興酒のロックを注文したが、最初の一杯は作ってくれたものの、二杯目は空になってもなかなか作らない。テーブル横においてくれていれば自分で作るが、届かない位置に置かれていたから自分でも出来ない。ソムリエは横のテーブルの常連相手に、活け伊勢海老や、ミル貝を見せてるのに熱心で、こちらのテーブルを確認しないなど、サービスが劣悪であった。町場のレストランならいざ知らず、はるかに一見の客を相手にするホテルにおける、このようなサービスのあり方は首を傾げざるを得ない。
  黒服以外のスタッフもあまり気がきかない。実質、二杯目の紹興酒を作ったのは、話に夢中になっていたソムリエであり、他のサービススタッフは全く気づかなかった。
  こちらも料理は相当の物を注文した。(総額二人で¥46000。決して安い額ではない。) にもかかわらず、全てのサービスはコミが行い、会計もテーブルで受けてくれない。正直、幻滅すると共に、一見の方は、不快な思いをする可能性があるので、ここはお奨めすることが出来ないとすら言いたくなる。
  料理の出来自体は変わらない。しかし、季節のお奨めメニューはなくなり、コースにのみ組み込まれていた。大阪では高級でかつ斬新なものを頼む客がいないからか、皆、何も考えずにコースを頼むからか、またその両方かも知れないが、10年以上前の胡宮と比べると、もはや料理、サービスともに一流店と言い切ることは出来ないように感じた。
  たまたまです。とホテルの人は言い切るかもしれない。しかし、お客は、たまたまにしか来ないものだ。先も述べたが、一見を相手にするのが仕事とも言えるホテルのメインダイニングにあって、このような失態はあってはならないのでは無いだろうか。猛省を促すしだいである。

  私の評価は、総合 13.5、料理 16です。

アショカ 大阪市北区梅田1-9-20 大阪マルビル B2 06-6346-0333 第 3 月曜
紹介

  丸ビル内にあるインド料理屋。ゲイロード、カマール(現在は閉店中)と姉妹店である。インド料理としては品揃えも豊富で、きちんとタンドールがあるので、十分楽しめる店。

  営業時間は昼: 11:30 〜 14:30(LO)、夜: 17:00 〜 21:00(LO)、
 17:00 〜 20:30 (LO 日曜日)

  最寄り駅は各沿線、梅田又は大阪駅。
感想
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  総じて無難な味。兵庫版に載せているカマールと比べると今ひとつ深みにかけ、タンドールチキンもシークカバブも同じようなスパイスの味がする。(実際、カマールでは各タンドール料理にあわせてスパイスの配合を変えていたらしい。)

  ただ水準以上であることは事実で、カマール閉店後はここか、まだ行っていないが神戸のゲイロードにしか行く気にはなれない。(特にタンドールが無かったり、その種類が少ない店は好みではないので。)大阪での昼食にはなかなかいいと思う。

  2006 年になってから、久しぶりに訪れました。一番辛いカレーを選択してみると、辛さに強い私でも十分な辛さなので、普通の方は、それを選択しないほうがよいでしょう。(カレーの種類ではなく、カレーの辛さのチョイスです。)
  私は特に感じなかったのですが、同行者がサービスについて冷たい感じを受けるとの指摘があり、言われてみればと思いました。そこで今回、総合点を少し下げました。
(その後、もう一度行った時は改善されていました。)

  私の評価は、総合 13.5、料理 13.5 です。

コヒヌール
L
大阪市北区梅田 2-5-25 ハービスプラザ B2 06-6343-7112 なし
紹介

  ハービス大阪内にあるインド料理屋。全体的にマイルドな仕上がりなので初心者に向いているといえる。

  営業時間は昼: 11:00 〜 15:00、夜: 17:30 〜 22:30
 11:00 〜 22:30 (日祝)

  最寄り駅は各沿線、梅田又は大阪駅。
感想
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  総じてマイルド。品数もそう多くは無く、値段も抑え目に設定されている。そのため、私には少々物足りない。
  また、タンドール単品にシークカバブが無く、シークカバブは他の何かと抱き合わせになっている所も頂けない。アショカに比べると今ひとつ深みにかける。

  サービスは正直悪いと言うしかない。スタッフの数が少ないからか、客が入ってきてもなかなか案内していなかったり、オーダーを取りに来るのが遅かったりしていた。特に、インド人の女性は経験が足りず、それをカバーする人を配置してあげるべきだろう。

  尚、カレーは辛さ調節が出来るが、ホットと頼んだ私のカレーはとてもホットとは思えなかった。また、タンドールムルグ(タンドリーチキン)の火が完全に入っていない部分があった。

  私の評価は、総合 11.5、料理 12 です。

イスタンブール
コナック
大阪市西区南堀江 1-11-1 栗本建設ビル B1 06-6534-7277 なし
紹介

  世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理のお店。1999年に大阪で初めて出来たトルコ料理店で、トルコのイスタンブールのスルタンアフメット地区にある”KONAK RESTAURANT”を営むファミリーのもと育まれたトルコ本場の味を提供している。
  ベリーダンスショーなども定期的に行っている模様で、そちらでも楽しめるようです。

  営業時間は昼: 11:30 〜 15:00、12:00 〜 15:00 (土日祝)
夜: 17:30 〜 22:30
  最寄り駅は地下鉄 四つ橋線 四ツ橋駅 5番出口 すぐ。
感想
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  新しい料理の分野を開拓しようとトルコ料理に始めていきました。なにせ元はビザンチウムという古代ローマ時代からの都市で、コンスタンティヌス帝の時代にはローマ帝国の都となり、その後も長らくビザンツ帝国の都として栄えイスラムに征服されオスマントルコの都イスタンブールとなってからも栄華を誇った歴史ある国の料理だけあって世界三大料理に数えられる背景は納得出来ます。

  さて、その料理ですが時代背景からも、また小アジアというオリエントとオチデントが交わる場所からも、料理のルーツは二つに分かれると思える品がたくさんあり楽しめます。地中海料理を思わせるオチデント風な料理、インドやイスラムに強く影響を受けたであろうオリエント的な料理が数多くあり、とくに前菜においてこれらが楽しめます。

  肉料理はイスラム的なものが多いのですが、スパイスはインド料理に比べると控えめというか殆ど感じず素材を丁寧に調理した素朴な味わいと感じます。刺激を求めていくエスニックと言うよりも、その歴史背景や文化の交流地点の料理として楽しんだ方が良いでしょう。
  相対的に安く美味しく楽しめる料理で、特にドネルケバブ、シシケバブそしてスパイスがしっかりしているアダナケバブは是非とも食べていただきたい。

  現在、トルコ人はかなりドイツに入られている方が多いようですが、そのせいか、エルナ・アドリアーンでの感想と重なる点が幾つかあります。
  まず、肉料理の付けあわせが皆同じで、盛り付けも同じ。芋、ピラフ、酢漬けの野菜など全てが使いまわしになっています。そして素朴な味わいの料理。ミンチになっているものが多いのですが、このミンチを腸詰にしたと考えると・・・。
  思い込みだとは思いますが、フレンチ、イタリアン、スペイン料理と比べると付け合せのハーモニーと言う点では、まだまだだなと思えるところがありますが、これがトルコ料理だと言われれば、そういうものだと納得は行きます。なにせインド料理なども付け合せには無頓着ですから、こう言うところまで神経を使っている料理の方が珍しいと言えるのかもしれません。

  酒はトルコのビールを飲みましたが、これもドイツのビールに似ています。ピルスナーですし(しかも後ろの横文字はドイツ語でした。)
  カクテルもなかなか美味しく、軽くつまみながら飲むと言う使い方も可能だと思います。
  そして何より、イスラム圏でも仕事をされたことのある、あかあかや先生が本物と賞賛された本場イスラム圏のコーヒー、トルココーヒーを是非、飲んで頂きたい。濃厚にして苦くボディーもある。そして澱?が大量に・・。この濃さならシガーとも十分楽しめます。注文すると砂糖入りで来るので、砂糖抜きで一度試してみたいですね。

  サービスはトルコ人の方が一人で担当されていましたが、日本語が少し通じにくいところ以外は快適なサービスをしてくれました。
  ここも近場にあればたまに利用したいと思わせてくれるお店でした。

  私の評価は、総合 13.75、料理 13.25 です。

カルタゴ キッチン
大阪市北区西天満 6-6-6 1F 06-6364-1665
紹介

  大阪駅前第四ビルの中にあるチュニジア料理店。エスニックでありながら、ワインが楽しめる稀有な存在。チュニジアワインは南仏のそれに似ていて、クスクスなど料理と良くあう。

2007年 8月 15日から、移転の為一時休業中とありましたが、結局、移転は行われなかったようで、同じ場所で営業しているようですが、営業形態と電話番号が変わっています。

  やはり移転していたようです。2008年 2月より、北区西天満に移転し、営業時間を夜遅くまでして営業されています。少し不便になりました。尚、定休日、電話番号も変更になっています。

  営業時間は 夜: 17:30 〜 24:00 (LO 23:00)

  最寄り駅は、地下鉄谷町線東梅田駅、JR東西線北新地駅より徒歩 7分。
感想
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  エスニックな雰囲気を楽しみながらワインをあわせる楽しみもあるのが北アフリカ料理の醍醐味。料理はスパイスが少し効いているものの完全にオチデントの料理で地中海料理にわずかにスパイスが効いている感じで食べやすい。チュニジアワインも南仏で使われているカリニャン、グルナッシュが主体で良く似ている。特にヴューマゴンはかなりの出来栄え。

  料理はクスクスを初め楽しめるものが多いが総じて量が少なめ。パリで食べた北アフリカ料理では相当こたえた記憶があったので、いささか拍子抜けしたが、普通の日本人にはちょうど良いのかもしれない。
  サービスには日本人女性が居るし、チュニジアの方々も日本語は十分通じるので心配はない。(フランス語、アラビア語もしゃべれるそうです。)

  私の評価は、総合 14、料理 13.5 です。

青冥(梅田店)
L
*+ 大阪市北区曽根崎 2-12-7 梅田第 1 ビル B1 06-6313-5335 第 3日曜日
紹介

  大阪界隈、京都にも支店を持つ 1967年創業の老舗中華料理店。牛肉の味噌炒めを北京ダックを包む皮で包んで食べる料理が名物。高級食材を使った料理も用意されている。

  営業時間は
 昼: 11:00 〜 16:30 (LO 16:00) 夜: 16:30 〜 22:00 (LO 21:15)
 11:30 〜 22:00 (LO 21:00)(日祝)

  最寄り駅は地下鉄谷町線東梅田駅 又は、各沿線、梅田又は大阪駅。
感想
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  もう何年も前になるでしょうか。子供の頃から各店舗を利用していました。学生の頃は家業の打ち上げなどに宴会としても使っていましたが、本当にそれ以来ご無沙汰していまいた。しかし、最近、高級食材を用いた中華にそれほど魅力を感じなくなり、それよりも簡単に手軽に食べられ、美味しい中華は無いものかと探していたところ、思い出しての訪問となりました。

  さすがに各地に支店を持っているだけあって味の安定感は抜群で、ほぼ 15年ぶりくらいの来店になるのですが、その頃と変化はありません。そして何より驚いたのが味、料の割に値段が安い。東坡肉(トンポーロー)に用いられている豚ばら肉は、きちんと皮付きで、大きな豚バラの塊が 1本、揚げパンが 1つで¥770(4本で一皿扱いでしたので一皿 ¥3080)。その他の料理も¥1000前後と抑え目な価格帯になっています。

  味付けは全体的に大阪にしては濃い目だが、このくらいの味のほうが自分的には好みである。 感動的なオートキュイジーヌよりも、鶏や豚、牛などの普通の食材で作られた料理を楽しむ使い方であれば、満足感の高い店だと思う。尚、一皿あたりの分量もそれなりにあるので、一人で行った場合はコースを頼んだ方が良いだろう。複数の人数で取り分けて食べるなら、ア・ラ・カルトで食べたいものを頼むと良い。ちなみに健啖家の私と、まあ至って普通なあかあかや先生と 2名で 5品オーダーし、満腹になった。これで一人¥3700 程度で収まります。

  昼食に使ったため酒のメニューについては少しだけ見たが、普通の紹興酒が¥4000 と、こちらもまあ良心的な価格。サービスはパートの方ばかりで、高いレベルのものを望んではいけないが、なかなか気がつくし、どこぞのホテルの中華とは違い、不快な思いをさせられることはなかった。(もちろん、そんなに高いレベルのサービスをここに求めてはいないし、求めてはいけないだろう。)

  各店舗により多少の差はあろうが、休日は阪急三番街店は混雑しているので、少し足を伸ばして梅田店に行くと良いだろう。尚、暖簾分けされたようなお店が尼崎にもある。良く似たお店が各地にもあるのかもしれない。(未確認です。)

  私の評価は、総合 13.25、料理 13.25 です。

マレーシア ボレ
L
大阪府大阪市北区大淀南 1-4-20 06-6450-1128 月曜日
紹介

  ウェスティンホテルと梅田スカイビルのすぐ前にあるマレーシア料理店。季節の良い時期は壁が全開になり開放的になる。本来、イスラム教徒の多いマレーシアなのだが店内は何故か仏教関連の絵などが飾ってあり、ホール担当者の若い男性はタイ人であった。
  それ故か、あかあかや先生曰く、マレーシアでは食べたことが無いカエルなども扱っている。(タイでは高級食材として使われるという。)
  また、豚肉を使った料理や生春巻きなど、タイ、中華圏の料理も出している。また、バーも併設されていたりして、敬虔なイスラム教徒文化を伝えているわけではないようだ。

  営業時間は昼: 11:30 〜 14:30 (LO) 夜: 17:30 〜 22:30 (LO)、
尚、14:30 〜 17:30 はカフェタイム、22:00 〜 2:00 まではバータイムになっています。
  最寄り駅は阪急十三及び梅田。ウェスティンホテルへの送迎バスをうまく利用すると良いかも。(ただし帰りは使えないのでタクシーなどを利用するか歩いてください。

感想
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  昼に利用したのだが、ちゃんとア・ラ・カルトも出来た。生春巻き、サテー、空芯采の炒め物、カエルの炒め物、チキンカレーとナシゴレン(焼き飯)を食べたが、どれもなかなか美味しい。
  生春巻きは、スイートチリソースで食べさせるが、香草は多くは入っていない。マレーシアでは香草はあまり取れないとのことなので、これはよし。また、あまりトウガラシも使わないとのことなので、そういう意味で辛くないがこれでよし。が、好みから言えばもう少し辛くして欲しいかな。という所。
  サテーはマレーシアの料理。マレーシア風焼き鳥をピーナッツソースで食べさせるのだが、このピーナッツソースが所謂中華のゴマソースと似ているけど、もっとスッキリした感じで好感が持てる。酒のアテにもよさそうだ。
  空芯采の炒め物は辛口と書いてあったが全然。しかし、干し貝柱的な風味のソースは旨味があって面白い。カエル炒めは、衣を着けて揚げてあるようなイメージ。フライドガーリックがかかっていて、チリソースで食べさせる。値段は少し高いが、これは美味しい。またカエルという食材をおいていることは評価できる。
  カレーはタイのレッドカレーを煮詰め、香草とトウガラシを減らした感じでスープとしても美味しい。ナシゴレンは、あかあかや先生曰く、まさにマレーシアの味だそうで、味が濃い。塩辛いのではなく、塩分の極少ないソースや醤油をたっぷりかけてある感じ。先生は味が濃いから苦手だそうだが、私はなかなか気に入った。ただし、スープ類が欲しいことは事実なので、チキンカレーなどを味噌汁代わりに飲めば良いだろう。

  サービスはタイ人の若い男性が担当しているが、良く気がつくし、帰りがけには「お口にあいましたか?」と一言かけてくれる。こういったエスニックの小さなお店にしては、めずらしく、好感がもてる。すぐ前にホテルの中華料理とはえらい違いだ。

  酒もタイのビール、中国のビールなどが置いてあるし、バーコーナーにも、普通の酒ならそれなりに置いてある。エスニックらしいカクテルも用意されているので、夜来ても楽しめそうだ。
  相対的に料理の一品あたりの量は少ない。なので、色々頼むと少々高くなるかもしれないが、元が一品あたり安いので、知れているだろう。気軽に使うには、いいお店だと思うし、マレーシア、タイ料理両者を楽しめるところも面白い。(タイ人スタッフが居るので、次回は賄いで食べるのと同じくらい辛くしてくれと注文してみよう。)

  私の評価は、総合 13.5、料理 13.25 です。

チコ&チャーリー *+ 大阪市北区梅田 3丁目 1-1 アクティ大阪 16F 06-6347-0303 なし
紹介

  大阪駅すぐそばにある大丸百貨店の 16階のカジュアル・ダイニングの一角にあるメキシコ料理店。百貨店のレストラン街にあるとは思えない品揃えで値段もテナント料金が加算されているのか、わからない程、お得感がある。
  特にテキーラの品揃えは相当なもの。ここに来たら是非、テキーラを楽しんでいってもらいたい。
  たまにはショーなどもある模様。窓側に座ると、それなりに夜景も楽しめる。

  大丸改装につき休業されていましたが、2011年 2/19 リニューアルオープンしました。リニューアルに伴い、スペイン料理が中心になったようですので、以下の感想はあてはまらなくなっている可能性があります。

  営業時間は昼: 10:30〜15:00 夜: 15:00〜22:30 (LO.22:00)
  最寄り駅は各沿線梅田及び大阪。

感想
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  新たなエスニックを探そうと見つけたメキシコ料理店。土曜のディナーに伺ったが、満席で待たねばならなかった。なかなか繁盛している。
  料理はタコス、チョリソー、チリコンカルネ、ハラペーニョのフライ、ハラペーニョ、スパイシーホットチキン、牛肉ステーキを。総じて辛くはないがよく出来ているし値段を考えると十分。
  スパイシーホットチキンも一番辛くしてくれとオーダーし、他にも辛い物ばかり言うのでサービスの方がメニューにはない別のトウガラシの漬物みたいな物と、そのソースを持ってきてくださった。こういうサービスはうれしい。で、このトウガラシが旨味成分が強く、美味しい。色々な物にこれを付けて楽しめた。
  料理は総じてトウガラシの効いたスペインやイタリア料理的だが、豆の扱いが上手い。トウガラシやトマトのソースを別に出し、各自が好きな物を付けて食べたり、トルティージャを別にオーダーし、巻いて食べても良い。この辺、色々と各自の好みの味に仕上げると言う点でタイ料理に近いものを感じる。

  酒はメキシコビール、メキシコワイン、カクテルなど揃っているが、特にテキーラは別メニューまであり本格的だ。尚、メキシコビールは知っている物を除いて全種類飲んでみたが、ボヘミアがビールとしては濃くて一番美味しかったが、メキシコ料理にあうかと言われると、軽めの方があいそうだ。
  メキシコワインはアメリカと同じようにヴァラエタルワイン、ジェネリックワインに分類されるのか調べてみないとわからないが、名前の付け方からしてそのように思えた。ブドウ品種が書かれているヴァラエタルワインであれば、試してみても面白いと思う。

  サービスは良い。いや、一人、責任者と思える方(コック姿の店長が別にいるがサービス専門の方のトップと思えし方。)が突出していて、他の人は少し気付くのが遅かったりテーブルを見て居ないきらいはあるが、席数に対してスタッフが少ないので致し方ないのか。
  この責任者と思える方は、こちらの好みをオーダーから把握し、前述したメニューにないトウガラシは持ってきてくれるし、なによりテキーラの知識が豊富。
  でテキーラをオーダーした時に奨めてもらったエル テソロ プラチナ(El Tesoro Platinum)¥950/45ml は秀逸だった。また、その後でアネホ(熟成したもの)をオーダーするとき、こちらが決めていた二種類とは別にお奨めはありますかと聞くと、色々説明してくれた後でこちらの好みを判断し、メニューにない物を奨めてくれた。もう一種類も結局、お奨めの物をもらったが、最初にこちらが決めていた物よりショット価格の安い物を奨める所に、本当に楽しんでもらいたいんだなという気概が見て取れ良心的に思えた。
  奨めて頂いた エラドゥーラ アネホ(Herradura Anejo)¥1200/45ml は濃厚で素晴らしい、一方何処かの大会で金賞を取ったと言う エル コンキスタドール アネホ(El Conquistador Anejo)¥1200/45ml はキレのあるタイプ。両者素晴らしいテキーラだった。

  さて、テキーラとメキシコ料理について一考察を。
  テキーラーオーダー後、つまみが欲しいと再度チョリソーをオーダーしたが、これがテキーラとはあわず、何にしても料理を食べてしまうとテキーラの香りが消えてしまうように思える。で、メキシコ流に搾ったライムと塩で飲んでみると、まあよくあうこと。テキーラの香りは引き立つし酸が飲みやすくしてくれる。ライムの香りも清々しい。
  テキーラ自体に甘みすら感じるので、これは口の中でマルガリータを作っているのだと納得してしまう。ただし、この飲み方にはまり、グイグイテキーラを煽ってしまうと・・・・地獄への直行便ですよ。

  ハバネロ大食い世界大会の記録は 5個だそうで。日本でも品種改良が進んでいるようですね。アテに他の唐辛子の漬物(?)を出してもらいましたが、ダシ(?)が効いていて美味しかったです。テキーラもおいしいモノをいただきました。やっぱり塩ライムですねぇ。(by あかあかや)

  尚、詳細なメニューなどは、ここのウェブサイトより、ぐるなびの方が正確なので、ぐるなびを参照したほうが良いでしょう。テキーラの説明も詳細ですし。

  私の評価は、総合 14.25、料理 13.5 です。

聘珍樓 大阪市北区梅田 1-8-16 ヒルトンプラザ・イースト7F 06-6345-5022 なし
紹介

  横浜中華街の老舗、聘珍樓の大阪店。ヒルトンプラザ・イースト 7Fにある店は、少しクラブめいた入り口に感じるが、中は綺麗でなかなか快適。テーブルは中央に中華的な回る小さな卓は無いが、円卓である。

  料理はコースも充実しているが、単品も数多く、値段も良心的と言えるし、飲茶メニューもあり、こちらはア・ラ・カルトと同じ料理を少量で食べることも可能になっている品もあります。
  ただし、大分前からの予約で可能な乞食鶏や佛跳牆はまだしも、子豚の丸焼きはさすがに高額になります。また鮑やフカヒレ、ツバメの巣、ハタ科の魚のチンジャオなども値が張る模様ですが、これらは素材の価格なので仕方ありません。
  尚、特別料理のメニューも別に用意されていますので、ここにリンクを掲載しておきます。

大阪聘珍樓の特別料理

  ドリンクはワインも豊富ですし、紹興酒も一番安いものが¥5000 以下から用意されており、どこぞのホテルとは大違いです。また、核素材が何処の産地のものか公表されており、食への安全性という意味からもありがたい試みがされています。
  入り口のバーでは生演奏も行われ、ホールにもその音楽が流れ、雰囲気はなかなか良いです。

  営業時間は 11:30 〜 23:00

  最寄り駅は、各沿線 梅田駅、大阪駅。
感想
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  どこぞのホテルで酷いサービスにあい、高級中華には足が遠のいていたが、たまたまこの店に行く機会があり、高級中華もいいものだなと思いなおす結果となった。
  三人で行き、前菜盛り合わせ(対象メニューから好きなものを三品選べる)、空芯菜の炒め物、飲茶メニューから大根餅、鶏肉の醤油煮、中華のパン(花巻)を、活けアコウのチンジャオ、ペキンダッグ、トンポウロウ、鴨の梅風味の焼き物をオーダー。生ビール 3杯、紹興酒 2本で、合計¥ 48000 程度。どこぞのホテルが二人で同じ額であったことを思うと、三人でこの額なのでかなり良心的だ。

  料理の味付けは無難で、エキセントリックではないが、抑えるところは抑えてある。前菜盛り合わせの皮付き豚肉を上げた料理は秀作だった。蒸し鶏もいい味だ。チンジャオは魚を調理前に見せに来てくれる。小さめのアコウながら、蒸し加減も満足で、あっさりとした生姜とネギの風味も美味しい。尚、チンジャオは味付けを指定できる。
  トンポウロウは小さめだが、味もしっかり乗っていて柔らかく美味しい。空芯菜はすこし長けていたが。大根餅や花巻も、長く台湾で働いた同行人も満足する味でこのようなメニューがあることが嬉しいとのこと。

  そして何より、北京ダッグ(半羽¥6060)がきちんとしている。半身のオーダーなのだが、半身を塊で目の前にもってきて、目の前で皮を切り取ってくれる。つまり、皮だけを冷凍で輸入したものではなく、自分のところで一匹焼いたものだと言う事を示してくれる。また、日本では皮だけを食べる一品だけで終わるが、ここは残った骨や肉を入れたスープを出してくれ、これがなかなか美味しい。この出し方は台湾の北京料理店での出し方に近い。こういうところにも両親的な感じが出ていて好ましい。

  サービスは可も無く不可も無く。紹興酒と一緒に注文したレモンを忘れたり、デクパージュ(料理を取り分けること)の技術などはまだまだながら、どこぞのホテルと違い不快感を与えられることは無い。もちろん、支払はテーブルで受けてくれる。

  紹興酒も安い値段から用意されている。どこぞのホテルが¥10000 近いものからしかないのと雲泥の差である。
  大阪には、もう一件、高級中華の旗手とでも言うべき福臨門があり、そちらには行っていないのでなんとも言えないが、少なくとも、ホテルの中華よりはるかにお奨めできる。
  勘定書きを見ると、¥48000 のうち酒代が¥12000、チンジャオが¥12000 で、魚などの値の張るものを言わなければ、また飲茶メニューなどを上手く使えば、かなり安い値段で満足感を得られると思う。そういう意味で、CPもよいし、高級な料理も楽しめるので、今後、高級中華はここを使うことになりそうだ。

  私の評価は、総合 16.25、料理 17 です。